not 無い物ねだり but ある物満足
現代社会では他人との比較や競争が当たり前のように行われている。
そうしたことを促すことで経済がまわるからなんだろう。
でも、他人との比較は悪循環を生む。
他人との比較→自分にないものを知る→劣等感を感じる→勝とうとして焦る→焦ると上手くいかない→さらに差が広がる→さらに劣等感を感じる→…
他人との比較は不幸の始まりだ。
もっと言うと、過去の自分や理想の自分との比較でさえも不幸の始まりだと思う。
すなわち自分にないものを意識し過ぎると不幸になるとも言える。
幸せを追求することもまた不幸の始まりかもしれない。今の自分にはないと感じている「幸せ」を追求するということだからだ。
つまり、無い物ねだりをすることは不幸への道というこだ。
じゃあ、どう考えるか。
単純にその逆をいけばよいのだと思う。
無い物ねだりの逆、ある物満足、だ笑
一般的には「足るを知る」というやつか。
今、現状の自分の状態に満足する。
なかなかいい生活じゃん、と思う。
今自分にあるものに目を向ける。そしてそこに価値を感じる。
ただそれだけで、じわじわと満足感が出てくる。
もちろん、欲しいものを手に入れた時のような満足感とは違って地味だ。でもその持続時間は長いように思う。
そんな風にして今の自分にあるものに対して気付いてあげるだけで、少なくとも不幸のベクトルとは逆方向に向かえるんじゃないかなと思う。
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